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2011.10.28

会社近くのコスモス畑

会社の近くで色鮮やかなコスモス畑が広がっています。先週末にコスモス祭りがおこなわれた会場です。毎年、小麦などを刈り取った畑が、魔法をかけられたようにいつの間にかコスモスの花でいっぱいになるんです。ぼくの記憶では、その間、わずかひと月半ほど。すごい成長ぶりで、あれよあれよという間にピンクや白色の花を咲かせています。近くの農家組合さんがおこなうイベントも終わって、静かに風に揺れていました。

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変なもので、毎年このコスモスの花を見ると、そろそろ新酒の準備で忙しくなる気配を感じます。実際、松本では瓶やラベルの手配が頻繁になったり、せっせと仕込水を運んだりと、日に日に慌ただしくなっていきます。

写真愛好家の方がたくさん訪れて、アルプス連峰をバックに撮影する姿がよくみられました。会社への通勤路にあるこのコスモス畑、昨日今日と寒いくらいの陽気で一気に枯れてしまうのかもしれませんが、松本の青い空にぴったりの心安らぐ風景でしたよ。

(関澤 結城)

2011.10.27

毎年恒例の最高級酒

今年も最高級のお酒を社長と一緒に選抜しました。

春の全国新酒鑑評会で金賞を受賞した出品用の大吟醸の中から、特に素晴らしいと判断した取り口を2つ選び出しました。

画像は、2万円の取り口がとってもおいしかったので、太田さんと村井君を呼んできき酒してもらっているところです。

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今年の取り口は、ふわふわっと広がる吟醸香にググッとくる甘さと旨みで、思わずすぐに呑み込みたくなるほどの凝縮感があります。こんなに味があったかなと思いながら、それを引き出すキレイな酸と、「手いっぱい」みたいな旨みを感じることができてよかったと自己満足しています。

1万円の取り口は、キリッとしてシャープな大吟醸です。吟醸香が心地よく持続するのが特徴的で、やわらかな甘さが香りにすんなり乗って実に良いです。

昨年まで酒造年度と取り口の番手をそのまま商品名としてきましたが、今年から、四合瓶で2万円のお酒を「香月 天恵美酒 古今(こうづき てんけいのびしゅ ここん)」と名付け、1万円のお酒は「香月 天恵美酒 至極(しごく)」としてデビューします。11月中旬の発売までお楽しみにお待ちください。

(関澤 結城)

2011.10.26

旨い日本酒はどこにある?

7年前に出版となった「うまい日本酒はどこにある?」が文庫版になりました。
こちらは文庫版。草思社文庫620円です。今回の文庫版のためにあとがきが追記され、気軽に携帯できるサイズと価格になりました。NEC_0017

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こちらは2004年9月30日初版NEC_0018

先日ブログでも紹介した大阪のお酒に会に参加した時、あるお客様が当蔵のブースにお越しになり、すべての出品酒をえらく熱心にきき酒をしていました。
大阪ではなじみのない大信州に興味を持つとは、もしや酒マニア?
どんな質問が来るのかとちょっと構えて対応していたら
「私、もともとワインばっかりだったんですが、『うまい日本酒はどこにある?』という本に出会ってすっかり日本酒党になりました」と。
その方、本に出てくる大信州の場面や会話内容までも記憶していて一生懸命話してくれます。
聞いていると、「それ、もしかして僕が話した?」
こちらも記憶が薄くなっていて「そんなこと言ったような、言わないような?でも言いそうな内容」
この機会にもう一度読み直そうと思います。

著者の増田晶文さんは、週刊誌や雑誌などの寄稿もしますが、本質的にはジャンルが多岐にわたる作家です。
なので、酒を題材にした本が数多あるの中でもちょっと違った切り口や文章でまとめられているように感じます。何よりペンの力があります。
それが前記したように読み手の気持ちを変えたのかもしれません。
今回の文庫本も、後書きを読むと増田さんらしい表現が随所にあり、さすが作家!! 益々腕が上がっています。

本屋へ寄ったらぜひ買ってご一読を。

(田中 隆一)

2011.10.26

今日の豊野蔵

20111026おはようございます。森本です。

昨年入社し、日頃は松本工場の製品課で商品作成を頑張っている澤田君が、造りの研修のため、昨夜から豊野蔵入りしました。
澤田君、早朝から頑張っていますよ!
今日は1日麹室に入り、勝巳さんから個人授業をみっちり受ける予定です。
やせすぎて、鶏がらみたいになって帰ると思います。

昨年、パートなのに、即戦力として大活躍してくれた平林さんも昨日から蔵入りしたので、今夜は2人の歓迎会をします。・・・寒い中お外で焼肉です。

仕込は7号まできました。1,2号はアルコールも大分出てきて、お酒らしい味わいになってきましたよ。
上槽の機械を組み立て中ですが、搾るのが楽しみです。
早く味みて~~!!

 

(森本 貴之)

2011.10.25

冬の風物詩といえば・・・?

こたつ?みかん?雪?

いいえ、違います。

そう!!「大信州 別囲い純米吟醸 番外品」通称「べつばん」です!!
冬には、通常商品の出荷が増える上に、搾りたての季節のお酒の注文をたくさんいただきます。いやーありがたいですね!!
ということで、冬の忙しい中に、ちまちました事務作業はやってられないので、今から、前段取りとして、首かけを作ってます。

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この作業が、ゴムを通すだけという、なんとも単調なもので・・・食後、ポカポカ陽気、静かな(?)事務所といった条件の中で、この作業をしていると、そりゃもう眠気が・・・けど、他の作業を、混ぜながら、なんとか頑張ってこの作業をしてます。しかし、どんなに作っても、出荷量が多いから、あっという間に終わっちゃうんだよなぁ・・・

(市川 彩乃)

2011.10.24

TV取材!!

昨日蔵に長野朝日放送のTV 取材が来ましたよ~。

『おぉ、信州人』という番組の収録でした。
今回は県内の酒蔵で働く杜氏さん達を訪ねる という内容だそうです。大信州からは小林杜氏と大杜氏の下原杜氏が出演します。

早朝の米を蒸かすとこから始まり、麹室の様子までを撮影してもらいました。
小林杜氏は取材の時でもいつものニコニコ顔でした。

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放送は2月の予定。詳細はまたブログにてお知らせしますね。(  ゜∀゜)

(小松 剛)

2011.10.17

はーるばるー来たぜ函館~パート2 …です

パート1より1ヶ月
どうもすみません<(_ _;)>
遅くなりすぎました。
辛抱して読んでください(涙)

9月17日、今宵は函館の日本酒愛好会『石亭倶楽部』さん主宰の酒の会にお邪魔しました。

昨日同様、広島の藤井酒造さんとのコラボ。函館のとびきり新鮮でなまら美味しい食事と共に秋のひやおろしや濁り酒、そしてお燗まで、またまた僕も一緒になって皆様と楽しみました。

そんな中、とんでもないハプニングが!!函館の地酒専門店越前屋の吉田さんがこの日の為にと用意した14BYの大信州にごり酒(春香彩というラベルの頃)を開けようと冠頭を切った瞬間…
ブッシューっと爆発!!吉田さんが必死に押さえても止まる気配はなく、半分吹き出したところでようやく沈静化。吹き出た分は吉田さんのズボンとパンツが飲み干しました(笑)

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よく冷えていたし年数も経っていたので、大丈夫だとみんなで言っていたのに…吉田さんごめんなさい
でもみんなで大爆笑。味はえもいわれぬものでした。旨い不味いを越えていたと言っておきましょう。

ハプニングもありましたが無事に会も進み、最後に皆さんから温かいお言葉を頂きお腹一杯、胸一杯になりました。

石亭倶楽部の皆さん、ありがとうございました。なによりアップに時間がかかったことお詫び申し上げます。
また呼んでくださいね。

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(森本 貴之)

2011.10.17

毎度おなじみ 古今亭菊生の落語百夜

ここで何度も登場している落語家の古今亭菊生師匠。今回も「菊生の落語百夜」番外編で来松です。
前回の登場は記念すべき50/100回の折り返し記念。今回は後半戦第一歩の51回目、「鮑のし」と「井戸の茶碗」を熱演していました。

何となく晴れ晴れしていると思ったら、何とこの日の午後、ご縁のある四柱神社で神前結婚式を挙げたとのこと。
もちろんご奉仕したのは四柱神社の宮坂宮司。
師匠と奥様が2人ですごく緊張しているのを感じて、2人をよく知る宮司さんも一緒になって緊張したと言っていました。
それから、結婚の誓いの言葉を2人で読み上げたとき、口調が落語調になっていたとのこと。さすが落語家!?

そんな理由で、今回は特別思い入れのある高座になったようです。
今回の演題も、だからこれだったんですね。さすが。かけてます。

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高座が終わってこれから打ち上げ。手いっぱいも名付け親に会えてご満悦のことでしょう。
(でも師匠はあまりお酒が飲めません、残念)

打ち上げでは落語の深い話が盛りだくさんです。
「技の習得の先にあるもの」、「型を完成させてから型破り」、やっぱり日本文化の世界はこうでなきゃ、というような心持ちの話はどの世界にいても共感します。

次回は11月5日(土)18:30開演。演題は「柳田格之進」。
お時間のある方はぜひ松本市四柱神社までお出かけください。

(田中 隆一)

2011.10.17

松本の老舗フレンチ

松本に鯛萬(たいまん)という老舗のフランス料理屋さんがあります。「フレンチ」というより「フランス料理」という感じです。
松本で生まれ育った僕でもなかなか行けない高級店ですが、先日、親戚の結婚式があり、初めて行くことができました。

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いい雰囲気でしょ!!
家具はすべて松本民芸家具。昭和26年に建てて36年に増築したとのこと。どの部屋が26年で、どの部屋が36年か、60年前と50年前の区別はまったくつきませんが、どこも趣のある、いい感じです。

フランス料理を食べ付けない僕にとっては鯛萬の料理のグレードを測ることはできませんが、満足感は十分ありました。
ちょっとお高いかも知れませんが、県外の方は松本観光の楽しみに、ぜひお出かけください。

(田中 隆一)

2011.10.14

信州酒メッセ2011

今年もたくさんの来場者で大賑わいの酒メッセでした。2,000人超えということで、年々ファンが増えていると楽天的な解釈をさせてもらいたいところです。ご来場いただいた皆さんありがとうございました。

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今年もかなり多めにお酒を持ち込んだのですが、秘伝大吟醸の「香月」と、とっておきの「手いっぱい」が途中で終わってしまいました。ゴメンナサイ。

一般のお客様の開場が始まってしばらくしてから、すごい加速で大吟醸の指名が。今回の出展は、「秋の純吟」、ひやおろし2点「別囲い純米大吟醸ひやおろし」と「別囲い純米吟醸ひやおろし」、お燗にも向いた「NACひとごこち2010やまだふぁーむ」に途中でなくなってしまった2アイテムの計6アイテムです。いわゆるアル添(醸造アルコールを使ったお酒)は「香月」だけにしたのですが、「純米で!」というリクエストよりも「大吟醸お願いします!」という声のほうが圧倒的でビックリしました。クチコミというか人づてでこの「香月」に人気が集まったみたいで、たくさんの人が他の来場者に勧められてということを添えてくれました。

ただ、まだしっかりは知られていないんだと思ったことがあって、7割くらいの方が「こうげつ」と呼んでいました。本当の名前は「こうづき」といいます。ぜひこれを機に名前を覚えてくださいね。

「手いっぱい」も大人気。NACもいい味が乗ってきて旨みが広がってきました。ひやおろしはタイプもそれぞれで飲み比べにはぴったりでした。「秋の純吟」のコストパフォーマンスに驚きの声もたくさんいただきました。ありがとうございました。

(関澤 結城)