今日、風穴に在庫品の確認に行ってきました。
大信州の本社は、松本ICから上高地へ向かう国道158線沿いにあります。風穴は上高地までの中間地点より少し松本寄りにあって、「風穴の里」としてドライブインなどの施設があります。風穴のある稲核(いねこき)地区は、上高地から流れる梓川沿いの集落で、大きな水力発電所が周囲に3か所もあります。風穴の里からは水殿(みどの)ダムのアーチがくっきりと目の前に広がっています。自分たちの使う電気は中部電力からの提供ですが、このダムはあの東京電力の管理施設です。風穴からもう少し上高地方面に上がるとテプコ館といって大きなダム施設の解説や見学を無料でしてくれる施設がありましたが、例の事故で残念ながら閉鎖となってしまいました。原子力の代替エネルギーが叫ばれるこの時代に逆にぴったりの施設だと思っていたのですが、残念です。
電力会社の関連の話は長くなりそうなのでこの辺にして、風穴はいつも通りに約8度ほどの室温に保たれていました。周辺の景色も黄色っぽくなってきて、紅葉のピークも間近な感じです。平日なのに観光客の車やバスがたくさんで驚きましたが、ドライブするには結構いいシーズンなのかもしれません。
今、風穴で貯蔵しているのは、純米吟醸ばかり500本ほどです。この純米吟醸は使用米は松本平産の契約栽培米のひとごこちで、何もかも松本平の地元産ということになります。「風穴貯蔵」という名前を付けて松本地区限定で販売する商品だけでなく、他に数種類のお酒を貯蔵しています。
これから冬に向かって雪深くなってしまい、なかなか見学も困難になるかもしれませんが、松本周辺にお越しの際は一度訪ねてみてはいかがでしょうか。
(関澤 結城)