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2011.12.16

甘い誘惑♪

『今日も酒母の仕込みだなぁ~』と思ったら なんと37本目の酒母じゃないですか!!早い!!今期の年前は38本の仕込み。あと一本で年前の酒母も終わりです。
ウチの酒母の作り方は最初に甘くて栄養たっぷりの甘酒を作って、そこに酵母菌を入れてあげます。そしてた~っぷりのエサを食べ、酵母菌はバクバク増えていくんです。

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甘酒といえば大信州の『吟醸甘酒』も美味しいですよ。そのまま飲んでも良いですが、僕のオススメは牛乳で割って飲むヤツですね。飲みやすくなるし、美味しいですよ~。ヽ(・∀・)ノズバリ甘酒1:牛乳2くらいがgood ♪寒い冬は温めて飲むのも良いですネ。お試しくださいな。

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(小松 剛)

2011.12.16

今年最後の新酒リリース

今年最後の新酒の瓶詰めは
「大信州 仕込16号 超辛口純米大吟醸」

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「大信州 純米大吟にごり」

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小さい仕込みなので僅かしか商品に仕立てることができませんが、ぜひクリスマスや年越しのご馳走の脇役にピッタリのはまり役です。
仕込16号は、いつもながらの軽快な飲み口と香りも穏やかで飲み飽きしない切れ味。メーターも+9と程よい超辛でいい感じ。
純米大吟にごりは、大吟らしい華やかさに加え、発泡感があり、高級和製シャンパンの趣き。まずはこちらで軽く乾杯して、食事が始まったら仕込16号に切り替えるパターンが良いかもしれません。
22日にある忘年会が今年の締めの忘年会になりそうです。締めの一献はこれにしようかな。

(田中 隆一)

2011.12.15

以和為貴

「以和為貴(和を以て貴しと為す)」は下原大杜氏の座右の銘。
もう10年以上も前、大杜氏に「いい酒ってどんな酒?」と聞いたことがあります。
その時の答えが「軽くて幅があって、調和の取れた酒だなぁ」と。
「調和の取れた酒を造るには蔵の調和が取れてなきゃなんねぇ。ギスギスしているとギスい酒になるし、穏やかだと穏やかな酒になる。調和の取れた酒を造るには蔵の和が大切だ」。
そんなことで大杜氏は聖徳太子の17条の憲法の第1条を酒造りの信条にしていました。
大信州ではさらにそこに解釈を加え、「和」とは、取り繕いや表面的な和気あいあいではなく「厳しさ誠実さの中から生まれる一致団結した真の調和」。

このラベルの字は下原大杜氏が書いたものです。

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当時奥さんに「じいちゃん、人様の目に触れるもんだからみっともない字を書いちゃなんねぇ」と言われ、夜中まで付きっ切りでもう特訓させられたそうです。
「うちのばあさん、寝かせてくんねぇだよ」とぼやいていました。
おかげさまでこんなラベルになり、お酒とは全く関係ないこんな本にも紹介されてしまいました。

五島 勉著 「未来仏ミロクの指は何をさしているか」 P133
http://www.amazon.co.jp/%E6%9C%AA%E6%9D%A5%E4%BB%8F%E3%83%9F%E3%83%AD%E3%82%AF%E3%81%AE%E6%8C%87%E3%81%AF%E4%BD%95%E3%82%92%E3%81%95%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%8B%E2%80%952012%E5%B9%B4%E3%83%BB25%E5%B9%B4%E3%83%BB39%E5%B9%B4%E3%81%AE%E7%A7%98%E4%BA%88%E8%A8%80-%E4%BA%94%E5%B3%B6-%E5%8B%89/dp/4921192642/ref=sr_1_1?s=books

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今年の「以和為貴」も調和のとれた絶品に仕上がっています。

(田中 隆一)

2011.12.14

冬季の4番バッター登場

野球に例えると大信州の年間通じての4番バッターは「大信州 超辛口純米吟醸」ですが、新酒が上がると打順が入れ替わり、「超辛純吟」は5番に下がります。
年内のクリーンアップは

3番 「大信州 槽場詰め純米吟醸 生」

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このお酒、蔵にはもう在庫がありません。特約店様の店頭にある限りです。
4番 「大信州 別囲い純米吟醸番外品 生」

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通称「別番」。
なぜ「番外品なの?」とよく聞かれます。
実はこのお酒、純米吟醸と純米大吟醸をブレンドする酒質設計になっていて、それで通常の純米吟醸クラスと区分けして「番外品」としています。
今年のブレンド比率は純米大吟醸9に対して純米吟醸が1未満。ってことは、ほぼ純米大吟醸じゃん。
このスペックでこの価格、超お買い得!! 飲んでみても、超お買い得請け合いです!!
5番 「大信州 超辛口純米吟醸」

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味自体は地味なお酒ですが、年間通して安定しています。
4番バッターが例年通り調子が良いので心強いばかりですが、「厳選純米吟醸 山田錦」や「極寒辛口」もいぶし銀のように光っています。
その他にも、シュワシュワ感いっぱいの「純吟にごり」や今日瓶詰めしたばかりの「仕込16号 超辛口純米大吟醸 生」、近日出荷予定の「純米大吟醸にごり」も小粒ながら脇を固め、何とか本年を乗り切ろうと、ただ今準備中です。

(田中 隆一)

2011.12.13

仕込シリーズ

今年の仕込16号超辛口純米大吟醸の味は、軽やかで、ふくらみがありそして、良くキレます。杜氏の感想です。

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引き込み軽やかで、口の中に入れた瞬間、旨みがじゅわっと出てきて思わず飲み込みたくなりました。(まだまだ、仕事があります!)ハキもキレイで(ここが辛口の良いところ)申し分なしです。

(田中 勝巳)

2011.12.13

今年の「大信州 純吟にごり 生」

今年の「純吟にごり」いい感じです。
まだ詰めたてなので噴くところまではいってませんが、ガスの溶け込み具合も十分。ピチピチ、シュワシュワと口中で弾けます。
香りもフワッと広がり、やや後味が苦み走ったドライな和製シャンパンといった感じです。

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今年から720ml瓶は全て1.8Lと同じ開栓口にしたので開栓には厳重注意ですが、今のところはまだ安心のようです。

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先日の忘年会でうちの村井が720mlを1本開栓しましたが、難なく開いてしまいちょっと拍子抜けていました。
でもこれからヤバイかも?
ご賞味いただける方。開栓には十分ご注意ください。

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(田中 隆一)

2011.12.12

寒さ対策

朝晩の冷え込みが厳しくなり、人もモロミも防寒対策が必要になってきました。
作業中は白衣を着てるので判りにくいですが、各々白衣の中に沢山の重ね着をして寒さを堪えながら仕込みにあたっています。モロミはと言うと…

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林君がタンクの下に断熱用の紙袋を敷き詰めて、冷気が入り込まないようにしてくれています。豊野蔵の床はコンクリートなのでタンクの底からの冷え込みが厳しく、なにより気を使います。元気だったモロミが冷え込み一発で急に活動停止なんてこともあるみたいです。
これから長野はますます寒さ厳しくなります。モロミも人も風邪をひかないように注意が必要です。モロミの風邪には特効薬はありませんしね。

(森本 貴之)

2011.12.12

二度目の豊野温泉

山田錦の精米が上がりそうなので、急いでお風呂に入ったら、『勝巳さん♪精米機止まりましたよ!精米終わったら直ぐ30㌔に計って仕舞うんですよネ\(^o^)/』と林がお風呂に向かって…
そうなのです、精米が上がり次第20℃前後の部屋にしまわないとビックリする位にお米が割れてしまいます。
常々、蔵のみんなに『どんな時間、何をしていても優先順位は米上げ!』と話をしているだけに出ない訳にはいきません!

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そして、二度目のお風呂となりました。
日本酒が美味しくなった理由の一つが精米機の開発と自動化です。でもやっぱり人の力は大きいです。

(田中 勝巳)

2011.12.12

冬の北アルプス

今日は綿飴のような小さな雲がところどころ見える程度で、一面青空。冬の北アルプス連峰は本当にきれいです。
雪がかぶっている山は標高3000m級。CIMG0045

これが常念岳。主張してます。CIMG0044

この画像の雲の下辺りが有名な上高地(だと思います)CIMG0046

以前、燕岳にある燕山荘の赤沼社長が、山の上から見ているとお天気の変化がよく分かる、と言っていました。下の方(燕岳から見ると松本、安曇野平上空は下なんだそうです)でモクモクと雲ができ始め、それが大きくなって、雨が降り、そしてまた晴れる。松本平から上がる水蒸気が徐々に雲になっていく様子が見えるようです。

例年ですと、この時期もう少し雪がかかっているような気がしますが、これからもうひと雪、ふた雪降るともっと奇麗な北アルプスに雪化粧するでしょう。

(田中 隆一)

2011.12.12

日ごと寒さがつのります~

9日は当蔵の忘年会。
目標の減量に僅か届かず、2次会で散財する羽目になりました。
気を取り直して「今年中に2㎏くらい落としたいな」と今度は軽い願望くらいにして、早速松本駅前から家まで歩いて帰ってきました。

お店を出たのが夜11時頃。歩いていると水たまりに薄い氷が張っています。
うちの近所の道路掲示板は何とマイナス3℃。どうりで寒いわけだ、今年一番の冷え込みかもしれません。

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実は先日も歩いて帰宅したのですが、松本市街から速足で約1時間強。歩いているときは酔いで少し麻痺しているのか、何てことないのですが、翌朝ちょっと疲れが残っていて、体がなまっているのを実感します。このままでは体力が落ちるのでまた歩こう、と思うのですが・・・・。

酔いに任せて歩いている時、耳元で悪魔の誘惑と天使のささやきが聞こえてきます。
「寒いなぁ、早く帰って寝たいなぁ、こんなに歩いたら明日に響きそうだ、そろそろタクシー拾おうか」
「飲んだ分は消化しなければ!! もうちょっと歩こう」

年末までにまだ忘年会絡みの会合が6本残っています。何回悪魔の誘惑に勝てるかなぁ。

(田中 隆一)