お知らせ

2012.05.07

田んぼは自然のクーラー

田植えが始まると外気温が下がるの知ってました?
確証はありませんが、多分間違いないと思います。
僕の場合、桜が咲くころになると冬用の掛布団では朝方少し汗ばむようになり、そうなったら冬用の掛布団は仕舞って毛布1枚で寝ています。
しばらくは寝心地が良いのですが、田植えが始まる頃を前後して、朝方、冷え症でもないのに足が冷える感じがします。多分、体調や掛布団のせいではないと思います。

推測ですが、田植えが始まる頃にはほとんどの田んぼに水が入り、その水が外気の熱や地熱を奪って温度を下げているのでは?
田舎ならではの天然クーラーですね。

最近は休耕田が増えているといいます。実際のところ、農業はとても大変で、労働の割に身入りも少ないので働き手も減ってきており、結果、田んぼも減ってきているようです。
新聞などでもお米の消費よりパンの消費のほうが上回ったとの記事もありました。我が家でも、休日は子供たちのお弁当がないので朝食はパンが多いようです。

確かにパンは手軽で、忙しい朝食時などは打って付けですが、今一度お米を見直して、意識的に消費しなければなりません。
ただ単に農家を守るということでなく、お米は我々日本人にとって、いろんな意味で守らなければならない大切なものです。
日本酒もお米からできていて、僕の場合はそれを仕事にしているので余計気になるのでしょうが、日本酒のことは一旦後に置いても、まずはみんなでお米を食べましょう。

(田中 隆一)