お知らせ

2011.11.28

緑肥(りょくひ)の準備

まずはこの画像をご覧ください。

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実は、春の雪解け前のアルプス連峰を背景に撮った写真ではなく、11月下旬の写真なのです。アルプスの山々が雪化粧を始めるこの時期、来年の春の田植えに向けて、麦を植えて緑肥(りょくひ)の準備をしているところなのです。

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緑肥とはどんな肥料なのかと思いきや、稲などの刈り取りが終わった後に、麦などをまいてある程度生育させて、まだ青いうちにそれをすき込んで土壌の肥料とするのだそうです。なぜそんなことをするのか契約農家である濱農場の濱幾洋さんに聞いたところ、大信州の松本本社周辺の田んぼは土壌が砂状土のため、水分はもちろんのこと稲の生育に必要な養分まで地下に抜けてしまうのだそうです。田植えをしてからは水分の確保にはすごく気を遣うとのことで、そういえば毎朝、農家の方が田んぼごとにある水門を開けている様子をよく見かけました。刈り取りが終わってからは水の心配はしなくてもいいのでしょうが、雨が降ったりすると土の中の養分が持っていかれてしまうということで、麦などを植えて田んぼの養分を蓄えさせて地下に浸透するのを防いで、最終的に養分を含んだ葉や茎をすき込むことで田んぼ全体の養分を確保するのだそうです。

松本平の契約農家のみなさんはこんな時期からもう米作りの作業が始まっていたのですね。土の設計からはじまる米作り。すごいの一言です。

(関澤 結城)