お知らせ

2013.08.13

「神宮お白石持ち行事」

今年は伊勢神宮式年遷宮の年。現在10月2日の遷御に向けて粛々と行事が進んでいます。

その中でも中核の神事にあたるのが「お白石持ち行事」。我々が白い石を一つずつ手に持って御殿の中へ運び込み置いてきます。

この行事への参加は超難関、神宮崇敬会員と言えども狭き門です。我々は奇跡的に20名の席を分けていただき参加することができました。

通常は、一般参拝は御垣の外側でのお参り、崇敬会員に許される御垣内特別参拝でも御垣内の一つ目の鳥居まで、御殿のお近くへ行けるのは天皇陛下だけです。

普段我々平民は遠くから手を合わせるだけですが、今回ばかりは新しい御殿にまだ神様がお移りになっていないので、私たちでも御殿のすぐ側まで行き、白い石を御殿の脇へ置いてくることができます。

近くで見る新しい御殿は白木が真新しく木の香りが漂ってきます。各所に金の装飾が施され、眩しく光り輝き、何と有難いことでしょう。

御正殿の手すり柱には何色かのガラス玉?が装飾されていて、これは中に入った人しか見れない貴重な体験です。

こんな美しい御殿に、天照大神様もきっとお喜びになることでしょう。

次の遷宮は20年後、次回に備えて体調管理しなければ。

(御正殿は写真撮影禁止のため、残念ですが画像をお見せできません)

(田中隆一)