出会いに感謝!! 【後編】

高野さんが「成長と膨張」についてお話しされたのが特に印象的でした。企業は絶好調期まで成長すると2つに道が分かれる。一方向はそのまま「成長」し、もう一方向は「膨張」する。「成長」は企業の本質を見失わず、その延長線上で仕事をしているとき。「膨張」は、何かやる理由付けをさがし、その理由付けを基にいろいろ手を広げ始めた時。有名なデザイナーズブランドを例にとってお話しされていました。さすが分かりやすい。全く同感です。

蔵も酒が売れないといろいろやり始めます。調子に乗ると、これまたいろいろやり始めます。当蔵でも何かを新たに始める時、質と量でゆれることがありました。事実、スケベ根性が出た時には失敗しています。やる目的と理由が、蔵の存在目的から発生しているかが肝心ですね。最近出版された小宮コンサルタンツの小宮一慶さんの「ぶれない人」にも、企業の存在意義がしっかりしているとそれが原点となり、ぶれても時計の振り子のように原点に戻れる、と。これ、普段から小宮さんが繰り返し何度も言っていること。

大信州は今期も10月1日から酒造り。その直前に原点を振返る機会を与えていただきました。我々もしっかり「大信州の目的」を深く心得、今期の酒造りに向かいたいと思います。

(田中 隆一)

コメントをどうぞ