2010年3月 のアーカイブ

酒飲みの心を鷲づかみ

2010年3月30日 火曜日

大阪心斎橋にある「魚先」さんは全てのお料理をこんな形で小出ししてくれます。この日ハリハリ鍋も出していただきましたがこれも小サイズ。おいしい料理をお酒と共に少しずつ何種類も楽しめます。

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また、出してくれる料理はどれも酒との相性バッチリで、食は進むし酒も進む。旨いというより「美味しい」!!濃くないのに薄くない、が魚先流なんでしょうか?大信州の「軽くて幅がある」と共通です。

この方が大将の尾崎さん、通称「大信州シュワシュワ」を片手にいい気分!!こう見えて結構若いんです。

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以前豊野蔵にお越しいただいたときに「どうして小出しを考えたんですか?」と聞いたら「だって酒飲みは少しずついろんなのを突っつきたいでしょう。あんまりたくさん食べたら酒飲めないもん」とのこと。大将自ら大の日本酒党でした。

酒の目利きも大したもので、「おいしくて、なお且つ料理にも合う酒」がお好みで、お酒の感想は結構鋭いところを突いてきます。酒飲みの心を鷲づかみする、もう堪らない店です。

(田中 隆一)

こんな時代だからこそ勉強しなくては!!

2010年3月24日 水曜日

「北都千国会」という酒販店さんの勉強会の様子です。この会の皆さんは勉強熱心で、 こんな時代でもへこたれずに伸ばしている方ばかりです。

1年に数回集まって勉強会を開催していますが、今回は本年第一回目、浜松の酒販店さんを講師にお迎えし、お店作りとお客様作りについての研修です。

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この講師の方は大の理論家、よく日常のお客様の動向や心理を観察しています。自店で展開している内容をこれだけ理論立てて話せる酒屋さんはなかなかいません。必殺「醤油理論」が切り札です。

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私はゲスト蔵として参加させていただき、今季の大信州の酒造りについてお話しさせていただきました。

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こちらはきき酒の様子です。本日の出品は10種類。

その後は残ったお酒で懇親会です。きき酒の時の印象と食事をしながらではお酒の感じ方が違ってきます。これも大事な研修会です。

(田中 隆一)

何かいそうな山 戸隠

2010年3月23日 火曜日

戸隠神社の奥社がある戸隠山です。

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奥社への参道はまだ雪深く入場禁止になっています。参道入口でお参りした後、冬山をパチリ、見るからに寒そう。夏見ても冬見ても、天狗でもいそうな何だか不思議な雰囲気の山です。

この日、札幌の大信州特約店様がご夫妻で蔵にお越し下さいました。この方、11月の槽場詰めには開始以来10年以上毎年お越しいただいていて、お嬢さんやお婿さんは泊り込みで造りの研修に来てくれたりと、私たちにとっては大信州最強の応援団長と言っても過言ではありません。

お付き合いが長いので長野近辺の観光地やおいしいそば屋さんは行き尽くしている感じ。どこへ行こうかといろいろ考えて “そうだ、戸隠へ行こう!!” と思い立ち、下原大杜氏を誘って戸隠の蕎麦を食べに行ったのですが、なんと主だったお店は休業、水曜日の戸隠は要注意です。

結局長野市内まで下りてきて、今回は「にしざわ」さんで極旨のお蕎麦をご馳走になって帰りました。長野市内では「にしざわ」さんと「蔵之内」さんは、はしごしてでも食べてほしいおそば屋さんです。お越しの際はお試し下さい。

(田中 隆一)

信州松本2010『おらが酒 呑み歩き』

2010年3月18日 木曜日

今年で2回目の信州松本2010『おらが酒 呑み歩き』が、来月4月10日土曜日に開催されます。松本平の蔵元13蔵が総出でおこなうビッグイベントです。

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会場は、パルコ松本店の前にある「松本花時計公園」と、松本城の正門入口に向かう大名町通りに面する「松本城大手門駐車場」の2箇所です。それぞれの会場で受付が出来ますので、受付で手渡される参加証を首から提げていただき、プレゼントの小さなきき猪口で各ブースのお酒をお飲みいただきます。参加証があればどちらの会場でお飲みいただいても結構です。

松本花時計公園では、オープニングセレモニーとして鏡開きをおこなったり、太鼓の演奏や地場産品の販売もあります。

松本城大手門駐車場でも、鏡開きや酒蔵グッズ販売などをおこないます。午後1時から午後6時までの5時間、たっぷり、ゆったりと地酒をお楽しみください。

なお、当日の夜は、ご協力いただいている料飲店さんで参加証を示すと、なにかいいことがあるとのこと。各お店でサービスは異なりますが、それもまた楽しみです。

参加費用は、成人お一人様1,500円(税込)です。お得な前売り券は、ナント1,000円(税込)です。前売り券取扱所は、松本酒造協会(0263-24-3606)、各参加酒造メーカー、松塩筑地区の酒屋さんとなっています。お気軽におたずねください。

昨年は晴天の下、たくさんの日本酒ファンの方にご参加いただきました。お酒を呑んでいる時の皆さんの笑顔で造り手としての喜びに浸れることが出来ました。今年も大勢の方にご参加いただきたいものです。いい天気でありますように。

『栂の森(つがのもり)』というお酒

2010年3月18日 木曜日

ブログを御覧の皆様!!最近、気温が上がったり下がったりで体調を崩していませんか??今回は、『氷雪熟成酒  栂の森』をスキー場に埋めに行った話をさせていただきます!

当日は前日の雪で、出発時間に遅刻…大渋滞…到着時間に間に合わず…と、不安になることばかりでした…。

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しかし!!目的地に着いてみると快晴!汗を流しながら酒の箱をバケツリレー方式で、ゴンドラに乗せ頂上まで運びました!!頂上に着いてからは、雪上車で箱を運んでショベルカーで掘った穴に埋めました!とても大掛かりな作業です!一緒に作業をしてくださった方々がいなければ、実現できないと身に染みました! 興味をお持ちの方は、是非ご賞味ください!!

(林 眞也)

利き酒検査会

2010年3月12日 金曜日

先日、松本の事務所で新酒の利き酒検査会をしました。今回は自社製品のみ20本位の酒がズラリと並びました!!ブラインドで酒を利いてそれぞれの味の評価や点数、予想金額等を一人一人が記録していきます。

僕の一番のお気に入りは辛口特別純米生です!!味ありなんですがクセなく酸の感じも食事にももってこいの逸品です★

今年の新酒は去年より全体的に苦味がすくなく飲みやすい仕上がりになっていると感じます。最近気温の変化が激しいですが、皆さんの口に入るまで今の状態を維持できるよう商品管理の徹底に努力します!!

 (小松 哲也)

大信州の袋しぼり

2010年3月11日 木曜日

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これは袋しぼりを始めるところです。

モロミを酒袋に入れ、タンクの中に吊っていきます。大信州の袋搾りは「吊り」での搾りと「投げ込み」での搾りの2種類をします。「吊り」は文字通りタンクの中に袋を何本も吊って、袋単体の自然加重で滴る酒を瓶に集めます。投げ込みとはタンクの中に袋を投げ込むように重ね置きし、重なった袋全体の自然加重で酒を搾ります。

一般的には「吊り」の方が良いように思われがちですが、実は酒質によります。大信州の造りにはなぜか「投げ込み」の方が良いようです。私が入社してから、未だ一度も「投げ込み」が「吊り」に負けたことがありません。微妙な力加減が微妙な酒質の差を生みます。

(田中 隆一)

春の雪

2010年3月10日 水曜日

今までの春の陽気とはうって変わっての雪景色。松本でもこんなにたくさんの雪が降りました。

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今日の仕事は、まず雪かきから。水分が多くて重いこと重いこと。やはり春の雪でした。酒蔵の多くは見た目より敷地が広くて驚かされることが時々あります。弊社も多聞にもれず、事務所の奥に貯酒蔵やら工場やらあって外観より広めですが、除雪にはフォークリフトを使ってスピーディーにやっています。いつもは工場長の太田さんが自在にフォークリフトを操ってくれますが、今朝は社長が運転席に。それでもなんとか除雪を終えて事務所に戻ったのが10時ちょっと前くらい。雪国の人はこんな大変な毎日を過ごしているかと思うとそれだけで頭が下がる思いです。今日はきっと昼飯がうまいぞーと叫びながら社員全員でいい汗をかきました。

最後の写真は秋田犬の大ちゃん(血統書には大信州号で登録されています!)の雄姿です。単純に雪が好きみたい。これからもお見知りおきを。

(関澤 結城)

現在の人気酒

2010年3月4日 木曜日

当蔵では蔵見学の一般公開はしていませんが、どなたかのご紹介か、事前にお申し込みいただき、なお且つご案内するための人手がある日に合わせてお越しいただけると蔵の中をご案内しています。今年はなぜか分かりませんが異様に蔵見学の申し込みが多い年です。

蔵見学の際、最後にきき酒用に酒を数点出していますが、今年、ちょっと不思議な傾向があります。当蔵ではきき酒の際、先入観が入らないようにききジョコや瓶に番号しか表示しないブラインド状態でお出ししています。ですから、きく人にはその酒が、「酒種は?」、「米は?」、「精米歩合は?」、「価格は?」といった状態で情報がありません。後でタネは明かしますが、それまでは自分の好みで、「俺はこれがいい」、「私はこっちが好き」と皆さん何度も飲み比べながらスペックに関係なく自由にお話しして好みを探しています。この時、お客様が気になっている酒は何回も戻ってきき酒するので量が早く減ります。これ、人気のバロメーターでもあります。

今年、やたらと減りの早い酒があります。

「大信州 辛口特別純米酒 生」

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純米吟醸、純米大吟醸の中に混ざって一歩も引かず、肩を並べて堂々と渡り合っているところは頼もしい限りです。蔵内の酒質評価でも評価は高いことは高いのですが、出来が良いだけではないような・・・。

実はこの酒、先日社内で行った「酒質検査会」でも「仕込シリーズ」を押しのけて若手の人気を一身に集めていました。理由はよく分かりませんが、何か引きつける魅力があるようです。

(田中 隆一)

大吟の雫採り

2010年3月3日 水曜日

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これが斗瓶の雫採り。何だか神秘的です。大信州では18L斗瓶採りと1升瓶採りをします。
斗瓶は1.8L×10本分(18L)で次の斗瓶に交換ですが、1升瓶取りは1.8L×1本で次の瓶に交換なので、アッという間に瓶に酒が一杯になってしまい、次から次へと瓶を交換しなければならず、すごく大変です。ちょっと気を許すと酒があふれてしまいます。

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この酒、香月になる希少な酒です。少しでもあふれさせたらそれこそ大目玉。林が慎重?に瓶の交換をしています。大信州では斗瓶採りよりも1升瓶採りを圧倒的に多く採ります。搾っている間だけでも大変な作業ですが、実は採る前の洗瓶処理の大変さ、採った後のオリ引きの大変さを考えると斗瓶で採取したほうが断然楽です。しかし、それを敢えて1.8L瓶で取る理由があります。繊細な味わいを残すためにはやはりこの方法がベストなんです。詳しい説明はとても一言では説明しきれないので、知りたい方は蔵見学にお出かけください。

(田中 隆一)